muranの親指整備士日記

右手親指切断軌跡

切断当日その1

切断したのは仕事中です

切断した時点の記憶はありません。気づいた時には手は血まみれで右手親指の指紋があるところは肉が削ぎ取られ骨が見え爪もわずかに残ってるだけでした。

すぐさま会社の人に病院に連れて行ってもらいました。

私はとある離島に住んでまして、救急車を呼ぶより行った方が早いんです

病院までの道のりがすごい長く感じました

怪我直後は痛みよりやっちまったという気持ちが強かったです

指は切断しなくてはいけないんだなと思ってました

その日は日曜でしたがすぐ先生がいてくれてブロック注射を3本打ってくれました

ブロック注射は30分ほどで痛みが出てきて次は眠くなる麻酔ですが寝れずにいました

私が住んでる島では処置が出来ずドクターヘリで大きい病院がある島に手配をしてましたがドクターヘリが別の島に出てるでヘリが到着するまで約2時間かかるとのこと

その時間で嫁と実家に電話をし嫁には入院の準備と実家には付添(嫁は仕事と子供が小さい為付き添いは無理)を頼み飛行機の切符を予約してもらいました

ドクターヘリは基本付添はダメらしい

ヘリを待つ間、嫁や子供の事が頭をよぎり仕事の事もどうしようかと考えてました

 

続く